これまでにない変化から更に負担が増えた
ミドルマネージャーに仕事や人生の目的を持たせたい
小川 千種 執行役員(以下、小川): 導入を決めた2021年は、新型コロナウイルスのまん延防止措置としてテレワークが始まり、ほとんどの社員がオフィスに来られない状況でした。その状況の中で、私自身も会社や組織運営に関して課題を感じていました。
テレワークにはさまざまなメリットがある一方、直接顔を合わせないために相手の本心が分からないというデメリットもあります。上司にとっては、働く環境において離れて仕事をするメンバーをどう管理すればよいのかという悩みもありますよね。実際に当時のエンゲージメントサーベイの結果でも、コミュニケーションや信頼関係といった項目がそれ以前よりも、著しく数値が低下していました。
組織全体の働き方が変わったことを通じて職場の最前線にいるミドルマネージャーの業務量は増大し、仕事の負荷も増えてしまい、これまでには味わったことのない辛さを感じているのではないかと思ったのです。物理的な問題もあってチームが見えない中では、リーダーシップを発揮しにくいという悩みに加え、ミドルマネージャー自身の仕事へのモチベーションも見失いがちになっているのではとも感じました。
そのような状況において、より良い組織を作るためには、まずミドルマネージャー自身が自分の仕事や人生に対して、目的を持つことが大切だと思ったのです。その目的を表すために作ったのがまさに、「原料グループPurpose」でした。その「原料グループPurpose」を作ったタイミングにTeambox LEAGUEと出会い、この「Purpose」を組織に浸透させていくために、この提案がまさに私が欲しかったものだったので、導入を即決しました。